No.83 魚の目が語るもの

釣ったばかりのトラウトの目は、その大きさに関わらず、必ず寄り目がちで下を向いている。

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私には、その魚が「どうか殺さないで」と訴えかけてきているように見える。

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黒い目玉がサンマの目のように真横を向き始めた時、急に全身の生気は失われ、体色は一揆に白っぽく変化し始める。

そうなるまでに多くの時間を要しない。

せいぜい2分。

真夏なら1分を過ぎると危険だ。

如何に構図が美しく、一見綺麗に見える写真であっても、魚の目は嘘を付かない。

その釣り人がどういう風にその魚を扱っているかと言うことを。

釣った魚を煮て喰おうが焼いて喰おうが、激写後に河原に投げ捨てようが、大して市場価値のない川釣りで釣れた魚の話ではあるのだが。
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by nijimasuo | 2014-07-02 21:44 | その他